感性と数字のバランスに加え、人材不足が訪問看護の未来を左右する
◆訪問看護は「数字」と「感性」の両方が求められる、やっかいで尊い仕事
最初に、あえてハッキリ言います!
訪問看護は
「数字」と「感性」の両方がないと成り立たない仕事
です。
●事業には3つのタイプがあります。
- 数字がすべての事業
一般企業、金融、製造、ITスタートアップなど。効率と利益がすべて。 - 数字だけでは測れない事業
ボランティア、宗教、アート、地域コミュニティなど。価値観やつながりが中心。 - 数字と感性の両方が重要な事業
訪問看護・医療・福祉・NPOなど。
経営が続かなければサービスは維持できない。
けれど、数字を追いすぎれば、最も大切な「人」が壊れてしまう。
訪問看護は、この3つ目に分類されます。
- 黒字を出さないと事業は続かない
- でも、寄り添いを失えば存在意義がなくなる
だから、
「感性だけでもダメ」「数字だけでもダメ」。
どちらかに偏ると歪みが生まれます。
今起きている
採用難・離職・赤字
この三重苦は、このアンバランスが表面化した結果でもあります。
◆採用難・離職・赤字は、すべて同じ根っこから始まっている
1. 採用がうまくいかない
求人を出しても応募は少ない。
面談前に辞退されることも多い。
理由は単純です。
- 一人訪問が怖い
- 急変時の責任が重すぎる
- 訪問看護の仕事の実像が見えない
- “件数制で不安定そう”という給与のイメージ
つまり、
仕事内容も数字も「見えない」ことが不安につながっているのです。
2. 離職率が高い理由
採用できても定着しない。
よくある理由は、
- 訪問、記録、移動で毎日ヘトヘト
- 一人判断の負荷が大きい
- キャリアパスが見えない
「やりがいはある。でも、この働き方は続かない」
そう思った瞬間、スタッフは去っていきます。
3. 赤字経営のリスク
採用できない
→離職が続く
→稼働率が上がらない
→売上が伸びない
→固定費が重くのしかかる
この結果、
- 件数増を無理に押しつける
- スタッフに負担をかける
- “効率優先”の空気になる
そして、
ケアの質低下 → 患者満足度低下 → スタッフ疲弊
という負の循環に入ります。
◆「数字担当」と「感性担当」を分けたら、現場が回り始めた
三重苦から抜けたステーションには共通項があります。
それが
「数字」と「感性」を、チームで分担したこと」
です。
事例 1:管理者・リーダー・現場の役割を分けた
以前は全員が「なんとなく」数字を見て、
全員が「なんとなく」現場を見ていました。
結果は、
- 数字は整わない
- 現場は疲弊
- 赤字ギリギリ
そこで役割を整理。
- 管理者
数字の責任者。稼働率・売上・請求・行政対応を一元化。 - リーダー看護師・副管理者
現場と感性の責任者。新人教育・ケアの質・相談窓口を担当。 - 現場スタッフ
ケアに集中。迷ったらすぐ相談できる仕組み。
結果として、
- 経営が安定
- スタッフの孤独感が減少
- 離職が改善
- 患者満足度も上昇
事例 2:事務員やソーシャルワーカーとバックオフィスの導入
看護師が「全部担当」していたステーションでは、
- 生活相談
- 家族フォロー
- 制度案内
- 書類・請求
が負担になっていました。
そこで、
- ソーシャルワーカーが家族・生活面の支援を担当
- バックオフィス事務員が書類と請求を専門で担当
看護師はケアに集中し、管理者は冷静に全体や数字を見られるように。
チーム全体が軽くなり、安定した運営へ。
事例 3:IT導入で数字も感性も守った
紙とExcelで限界が来ていたステーションが
スケジュール管理アプリと電子カルテを導入。
すると、
- ルートが最適化され移動時間が減った
- 記録をその場で入力できて残業が激減
- 管理者はリアルタイムに稼働を把握できる
ITは冷たいようでいて、
実は現場の感性を守るための心強い味方になります。
弊社は、LINEWARKSを活用していますが、今すでに大企業や効率化の良さで人気が爆発的に伸びているツール、Larkの移行も視野にいれています。※弊社LARK導入のお手伝い可能です。ご相談ください。
◆訪問看護の未来を守るのは、人の感性と、それを支える仕組み
訪問看護は、患者さんの生活にもっとも近い医療です。
- 家族の不安
- その人らしい暮らし
- 人生の最終章に寄り添う時間
こうした領域に向き合うためには、あなたの感性が欠かせません。
ただし。
感性だけで走り続ければ必ず燃え尽きます。
数字だけを追えば、訪問看護の意味を失います。
だからこそこれからは、
- 数字に強い人が「数字担当」
- 感性に強い人が「現場・ケアの空気を守る役割」
- ITと専門職が「負担を減らす仕組み」を整える
そんなチームづくりが必要です。
一人で何役も背負う時代はもう終わりでいい。
数字と感性を分け合うことが、訪問看護を続けるための最善の方法です。
このブログが、
「訪問看護は好き。でも今のままじゃ続けられない」
そんなあなたの一歩を支えるヒントになればうれしいです🥰

ここまで読んでくださった方の多くが、
「うちも採用で困っている」
「紹介会社に頼りすぎてコストが限界」
「応募すら来ない」
と感じているかもしれません。
そして、今いちばん声を上げたいのはここです。
■採用にお困りの方へ
月15〜20名の応募を実現した“エージェントに頼らない採用支援”があります
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それが
ひとひらのRPO(採用支援)
です。
医療・看護・介護に特化した「攻めの採用導線」を構築できるのが最大の特徴。
■ ひとひらRPOが実現すること
① 月15〜20名の応募
資料の支援実績は圧巻です。
- 看護師採用:17名
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人材紹介120万円 → ひとひら30万円 。
月額10万円〜のプランもあり、
訪問看護や小規模事業所でも導入しやすいコストです。
③ 現場と同じ目線で改善できる
訪問看護・訪問診療事業を実際に運営している企業だからこそ、
「採用しやすい導線」「応募が増える求人」「離職が減る仕組み」をリアルに提案できます。
- 求人票改善
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ここまで全部“ワンストップ”で対応しています。
■ こんな事業所さまに特におすすめです
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もし、どれか一つでも当てはまるなら、
ひとひらRPOは“即効性のある解決策”になります。
■ 最後に
採用に本気で困っている方へ
ひとひらRPO、ぜひ一度ご相談ください。
訪問看護も、医療も、介護も。
人がいなければサービスは続きません。
そして採用は、運任せでうまくいく時代ではありません。
今、困っている方ご相談ください、ご紹介します。
株式会社MARS
マース訪問看護ステーション千歳船橋
TEL:03-6804-4373
